転職で悩んでいる、仕事で悩んでいるそこのあなた。
そんなあなたの周りでは、AI技術がどんどん進化しており、世界が加速度的に変わっています。
しかしAI技術と医療職は関係ありませんよ〜と思っていませんか?
確かに医療職は人の手を使う仕事であり人の温かさを提供するため、機械には代え難いですし、そもそも人不足なので逆にもっと普及せんのかい⁈と思っているかと思います。
残念ながら医療業界のAI技術は他の技術よりも少し遅れているため、現場で働く皆さんの普段が軽くなるのはもう少し先になりそうですし高齢化により仕事はこれからもより忙しくなるでしょう。
しかし医療職以外ではAI技術による技術革新により、経済的な打撃をうけてしまう人は多々います。
後述にもありますが、仕事がなくなったりしてメンタル不調者はこれからもどんどん増えることが予想されています。
だからこそ、傾聴スキルやメンタルケア、組織のメンタルヘルスマネジメントの必要性はさらに重要視されます。
今の間に心理学について勉強し資格を取っておくことで、転職にも有利になるし、自分も周りの人も癒すことができます。
今回は心理学の資格取得すべき理由と、おすすめ資格についてご紹介します!!
今こそ心理学の資格取得の理由
メンタル不調者は年々増加傾向にあります。
厚生労働省の令和3年度「過労死等の労災補償状況」では、以下の統計情報を発表しています。
- 精神障害の請求件数は2,346件で前年度比295件の増加。
- うち未遂を含む自殺の件数は前年度比16件増の171 件。
精神障害の請求件数の増加の理由の一つに「精神障害の労災認定が広く認知されたから」というのが挙げられます。
要は「今まで我慢していたこと(ハラスメント・長労働時間等)は病気として扱ってくれるんだ」ということが広く認知されたということです。
労働環境の問題が顕在化されたということで企業も対策もしています。
しかし中小企業が実施するハラスメント対策とかは、ハラスメントの一般論しか伝えていないので管理職層には響きにくく、結局何も変わっていないのが現状です。
自殺者数に関しては厚生労働省自作対策推進室の情報によると平成16年をピークに減少し、現在は概ね横ばいで経過してます。
しかしそれでも毎年2万人以上は自ら命を絶っているのが現状です。
詳細については以下サイトから
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26394.html
労働環境改善、働き方改革と謳って本当に改革できているのは一部の企業のみであり、一般企業のメンタルヘルス対策はまだまだ不十分と言えます。
AIの時代でさらにメンタル不調者増加すると予想
AI技術の進化速度は凄まじく、2030年までには23%も仕事がなくなる予想もついているので、今から不安になっている人はたくさんいます。
少子高齢化、産業空洞化、侵略戦争、物価高騰、金利上昇・・・
日本に住むだけで否が応でも暗い情報ばかりで辛い
chatGPTなどの会話型AIの普及によって、AIがカウンセリングする事もすでに実用化されています。
対面型カウンセリングと比較し料金が安い点から利用者が増えることが予想されますし、現にSNSカウンセリングの利用者も学生を中心に増えています。
AIによるカウンセリングの効果はまだ研究段階ですが、日本人は人に相談をすることに抵抗を感じる人は多々いるため
AIという機械(知能)に相談するというのは案外気楽に感じる人はいると思います。
しかしそれで本当に人の心は癒されるのかと言われると、私は違うと思います。
心と体の状態と対処方法はAIが教えてくれて納得したけど、自己解決しただけで本当にそれで良いのか?という疑問と人に理解してもらいたいという欲求、一種の孤独感というのは、やはり人間ではないと埋められないと思います。
そんな時に体に詳しい看護師がカウンセリングのプロとしてサポートし導いてくれたら、とても心強いと思いませんか?
カウンセラーよりも病態に詳しく、医師よりも気軽で、AIにはない温もりがある。
看護師・保健師が心理学を学ぶことは非常にニーズがあると思いますし、現に「仕事が忙しいけど、れんれんになんとなく会いに来た」と言ってくれる人もいます。
このような関係性を一人でも多く築くためにも、私は心理学を学ぶことをオススメします。
資格は何だかんだで有利になる
「資格とっても意味がない」と言う人は一定数存在しますが、あなたの事を何も知らない人から信頼を得たり差別化を図るのならば、資格はなんだかんだで有利になります。
あなたも看護師資格があって良かったって思う事ありますよね。少なくとも仕事には困りません。
資格取得のプロセスで一つでも二つでも学びがあったのならば万々歳だと思います。
とはいえ、時間がないんですよね。
あなたの時間がないのわかってます。看護師=忙しいのです。
それに仕事に家庭に育児に趣味に勤しむあなたに時間がないのはよ〜〜〜くわかります。
しかし、そんな時間がないあなただからこそ、何かの資格を取ったというのは逆にすごくないですか?
履歴書には取得年月日を記載する欄があるので、履歴書をよく見てくれる面接官ならば、取得した資格の難易度は関係なく、転職の熱意や勉強熱心というアピールにも繋がります。
これは余談ですが、2歳半の娘はめちゃくちゃおしゃべりマンです。
「今日はね、パパとママと3人でね、ドンキに行くのよね」とペラペラ喋りドンキーホーテの店内BGMを一緒に歌います。(どっどっど、どーんきー)
夫もおしゃべりマンなので遺伝だとは思いますが、なるべく家族の話を聴くよう意識していることも一つの効果として現れている気がします。
また、後述する資格の紹介は比較的簡単にとれる資格なので時間がなくても、大丈夫です。
所有資格に難易度はさほど関係ない
そもそもの大前提ですが、一般の方は保健師が国家資格という事をあまり知りません。
医師、弁護士などの資格は難易度も知名度も高いことで一目置かれますが、それ以外はどんなに難易度が高くても大勢の人にとってよくわからないのが現実です。
日本では公認心理師が現在唯一の国家資格として認定されていますが、資格取得まで6年間かかり社会人にとっては劇的に高いハードルなのが現状です。
臨床心理士は比較的認知度は高いですが、あくまで民間資格であり国家資格ではありません。
しかも資格取得は最低でも2年は必要なので、こちらもハードルが高い案件となっております。
日本には心理系の資格はたくさんあります。公認心理師、臨床心理士、心理相談員、産業カウンセラー、心理カウンセラー…
どの資格が国家資格なのか、難易度が高い資格なのか、わかっている人は少数派だと思います。ちなみに夫(一般人)は知りませんでした。
また、後述にもありますが民間資格の心理カウンセラーは、国家資格の公認心理師と年収は殆ど変わりありません。
そして、世の中ありとあらゆる資格が乱立している中、難易度をいちいち知っている人はいません。
資格は難易度がよくわからないからこそ、いくつか所有しているだけで「その道のプロ」として認識してもらえる可能性が高くなります。
また人より努力した証として自分を認めるきっかけにもなるので、面接なども自信を持って発言することができると思います。
現在は公認心理師や臨床心理士はまだ日が浅い資格なので、看護師と比較すると社会的地位は低い位置にいますが、今よりも向上することが見込まれます。
そうなってくると看護師は太刀打ちできないので、その前に人から信頼されそうな心理学をできるだけ簡単にとっておいて実践を積んでおいたほうが、心理士に淘汰されずに済むと思います。
簡単に取れる資格ってあるの?
・・・それがあるんですよ。しかも何十万円もしない心理系の資格が。
筆者が探しに探して見つけた、比較的簡単にとれる資格をご紹介します!!
おすすめ資格
お待たせしました!筆者が探しに探して見つけたおすすめ資格は以下の通りです。
筆者オススメ資格
- 産業カウンセラー
- 心理相談員
- アドラー心理学
- 心理カウンセラー
- ダイエット心理士
- アートセラピー
- 睡眠アドバイザー
中には聞き馴染みのある資格もあると思いますが、どのようにオススメなのか詳しくご紹介いたします。
産業カウンセラー
産業保健師の転職には産業カウンセラーが有利となります。それは知名度も高く実用性も高いため、即戦力として有力視されるためです。
産業カウンセラーは資格取得まで時間とコストもかかるのですが、その分丁寧な教育がされているので、質の高い授業をうけることができます。
そして何より受講することで自分の心が癒されます。
対面でのセッションを通して新しい仲間と出会えるので、このご時世だからこそ貴重な体験ができる場所ともなっています。
時間とお金に多少の余力がある方は、ぜひぜひとっていただきたい資格の一つです。
産業カウンセラーの公式サイトはこちらから
心理相談員
心理相談員は中央労働災害防止協会が主催する資格で、約2日間で資格を取得することができます。
労働者のメンタルヘルス対策についての基本と技法を学べるので、産業保健師を目指す上では必ずとっておきたい資格の一つになります。
また中央労働災害防止協会は、名の通り労災防止のために動いている協会です。
そのため特に工場などを持つブルーカラー系の企業とも関連が深く、労災に関する様々な講義も実施していることから知名度は比較的高い資格と言えます。
ちなみに私が紹介する資格の中では名前も堅くて信頼がありそうなのがポイントです。一般会員は49500円で受講することができます。
2日間という短い期間でメンタルヘルスの基本について学ぶことができ、なおかつ信頼を得ることができるのは、かなりコスパが良い資格と言えます。
心理相談員のリンクはこちらからどうぞ!
https://www.jisha.or.jp/seminar/health/h3100_sp04.html
アドラー心理学
看護師の皆さん、アドラーの事覚えてますか?
聞き覚えあるけど、何した人か忘れちゃいましたよね?アドラーはオーストリア出身の心理学者です。
一番有名なのは「人間の悩みはすべて対人関係である」と定義づけたすごい人です。
「嫌われる勇気」という本のタイトルは聞いたことがあるかもしれません。
それはアドラー心理学をベースに書いてあり、世の中の人々に刺さったからこそヒットしたのです。
世の中にささった人の言葉は勉強して身につけることで、あなたの言葉も名言メーカーとして誰かに響くことがあるかもしれません。
なおこの資格はオンラインで受講することで、講義費用が50000円から19800円まで割引されるのが激アツです。
心理学の資格取得に向けて、今まで勉強したことがなくて、お金をかけるのに抵抗がある人は、まずは心理学の一番ポピュラーなところから学んでみると良いと思います。
心理カウンセラー
心理カウンセラーとは、傾聴や認知行動療法などの心理療法を活用し、クライアントの悩みや不安の解決をサポートする専門家です。
心理学の一番王道の資格名であることから認知度も高く、資格をとることで「カウンセリングのプロ」として認知されることができます。
心理カウンセラーは様々な流派がありますが、今一番注目されているのはNLPという技法になります。
NLPとは
NLPとは「カウンセリング」「セラピー」「コーチング」の3つのスキルを兼ね備え、コンサルタントやカウンセラーなど、高いコミュニケーション能力を必要とする専門家の多くが活用する心理メソッドです。
イメージ的には病気になって気持ちがネガティブになっている人を癒して少しずつ前向きに目標に向かっていくための過程をサポートする感じです。
産業保健師の現場でもNLP技法を実践する場面はめちゃくちゃ多いです。
もはやNLPの技法こそが産業保健師の根幹的な役割と言っても過言ではないでしょう。
ヒューマンアカデミーは、このNLPの資格取得の選択肢が多く心理カウンセラーの資格排出者が日本No1で、いきなり受講ではなく無料説明会から参加できる点が最大のメリットです。
心理学だけでなく様々なジャンルの資格も受講することができるため自分にあった資格を相談をすることができます。
このように心理カウンセラーは大学や大学院に通うよりも費用を抑えることができ、少ないコストで資格を取得できるのが魅力なので、カウンセリング技術を学びたい人はNLPを学ぶことをオススメします。
ダイエット心理士
きました。心理学の中でも一番キャッチーな名前です。履歴書に書いていあるとかなりの確率で興味を持たれること間違いなしだと思います。
ダイエット心理士とは、鉄板人気の「ダイエット」と近年、非常に受講生が集まっている「心理」の融合した講座であり「ダイエット」×「心理」というキーワードを出すことで女性から非常に反応が高いのが特徴です。
産業保健師では、特定保健指導の業務を通してメタボな従業員に痩せるよう、言葉選びを気をつけながらあの手この手で促します。
しかし一筋縄でいかないことが多々あり、言葉選びを間違えると相手の自尊心を傷つけてしまいかねません。
素直すぎてデリカシーに欠けてしまう筆者にとって今一番学びたい資格でもありますし、特定保健指導をはじめとした様々な業務に応用することができます。
心理学は特に傾聴スキルを学ぶことが中心になりますが、この資格は心理学の資格の中では珍しく「伝え方の心理学」を特に意識して学ぶことができるため、傾聴のスキルを磨く資格と併せてとることをオススメします。
アートセラピー
こちらは少し毛色が違う心理学になりますが、アートセラピーとは主に欧米の精神医療の中で研究された、心のケアに役立つ心理療法です。
塗り絵って遊びじゃない?と思っているかもしれませんが、侮るなかれですよ。
塗り絵をすると集中力、自由な発想、没頭することができて気持ちがいいですし、達成感も味わえます。
また、色ぬりから深層心理を暴かれることで、インパクトのある自己理解をすることができます。
ちなみに私は娘の塗り絵を使って娘と一緒に遊んでいるのですが、妙にアングラ風な絵を描きたがるんですよね。これは抑圧された真っ黒感情を出したくてたまらないという気持ちが傾いているそうです。(中二病か)
塗り絵であれば、看護師や産業保健師、保育所、子育てなど仕事でも家庭でも活かすことができるのが面白いところだと思います。
入院や職場復帰訓練で時間が余っている患者さんにはウケること間違いなしでしょう。
それらについて、オンラインでもきっちり教育を受けることができるので、ぜひあなたもアートセラピーを通して心理学を学び実践に活かしてみてはいかがでしょうか?
睡眠アドバイザー
睡眠アドバイザーについても心理系の資格とは少し離れていますが、心身の健康の基本であり人生の約1/3を睡眠時間に使っているので、知っておいて損はないと思います。
日本人は他国と比べて睡眠時間が短いことで有名ですが、本来はもっと睡眠をとることが推奨されています。
寝るよりも楽しいこと、やらなければならないことに意識がいってしまって、「戦略的に睡眠をとる」ことができていません。
ビルゲイツも大谷翔平もその他大物有名人も睡眠をとても大切にしています。
子育てすると授乳等でまとまった睡眠をとることができません。
そうなるとどんなに温厚な人でもヒグマになります。私ももれなく凶悪ヒグマと化していました。
睡眠障害は代謝異常・免疫力低下といった身体疾患、うつ病や不安障害など精神疾患へのリスクを高め、 現代日本では大きな社会問題とまでなっています。
私は子供と一緒の時間に寝ることで、ヒグマから温厚ポジティブパワフルウィメンの人格を取り戻しましたが、慢性的な睡眠不足の方は睡眠不足ということに気づかずメンタル不調となっている人は、ごまんといることでしょう。
この講座では、睡眠習慣の改善を目的にご家庭やお仕事に活かせる「睡眠」の資格取得が目指せます。
睡眠の質をあげ、日中のパフォーマンスアップをはかりたい方 や心身の不調を感じており、自身の健康について見直してみたい方 などに特にオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
どれも魅力的な資格で悩んでしまいますよね。
個人的には片っ端から調べていくだけでも、あなたにとって何があっているのかをなんとなくでも理解することができると思います。
もし、資格を受講した感想や他にもオススメ資格がありましたらぜひコメントで教えてください!
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