「産業保健師に転職したい!」と思っていても、どのように転職したら良いのか悩みますよね。
- 今よりいい条件の職場を探してみる
- 転職サイトにとりあえず登録する
- 転職エージェントさんが全部やってくれる
こう思っている方は要注意です。
転職活動は自分でどれだけ準備していたかで、難しいと言われる産業保健師の成功率が大きく分かれます。
この記事では何を具体的に準備すれば良いのかをお伝えしていきます。
なぜ準備が重要か
転職をするにあたって、何となく始めてしまうと、次のようなことになりかねません。
- 現職の仕事が中途半端になる
- 転職活動の目的を見失ってしまう
- 面接で上手く応える事ができなくなる
- 転職活動が長期化する
- 円満退職できなくなる
- 転職してもすぐに辞めてしまう
せっかく時間をかけて転職活動を行っても、良い結果に至らず、不完全燃焼で終わってしまう可能性が高くなります。
特に産業保健師への転職は、病院へ転職するよりも難易度は高いです。そのため、しっかりと準備したほうが、より転職の成功率は高くなります。
転職準備の4ステップ
転職準備は次の4ステップに沿って行いましょう。
- 目的を明確にする
- 自己分析をする
- 計画を立てる
- 情報収集を行う
全て大切な準備となりますので、一つ一つ解説していきます。
①目的を明確にする
転職の目的は、転職活動を始めるにあたって一番最初に考えなければなりません。
目的は人それぞれです。健康や給料、待遇や将来の夢など色々あるでしょう。
目的を考えるには次の要素を考えてみてください
- 将来どうなりたいか、10年後の未来は?
- 今の職場では不可能か?
- 転職に成功した場合どんな未来が手に入るか
目的をはっきりさせる事は、これから転職活動を行う上で、大切な芯となります。
目的は「するべき」「have to」と考えるのではなく「したい」「want to」と考えるように
「するべき思考」は「義務感」であり、あなたの本当にやりたいことではありません。
大人になり責任感が増えるにつれて、つい「するべき思考」になってしまいます。
しかし大切なのは、自らやりたい事を見つける事です。
やりたい事は何でもよいです。「たくさん寝たい」「趣味に勤しみたい」「感謝されたい」など、できるだけ素直になりましょう。
やりたい事に向かって進むことが、転職活動の第一歩です。
やりたい事・なりたい将来像はなるべく具体的かつ素直に想像するようにしましょう。
②自己分析をする
自己分析は自分の強みや弱みなど、様々な角度から分析してみましょう。
自己分析は以下の方向から考えてみてはいかがでしょうか?
- なぜ看護師を目指したか
- 得意な事、苦手な事
- 嬉しかった事、悲しかった事
- 両親からの影響
- 仕事におけるやりがいとは
- 性格、行動パターン
- 仕事で身についたスキル
自分を知るという事は、自分自身を受け入れる事につながります。今まであなたが歩んだ過程や感じた出来事は、あなたにしか経験していません。
今までの経験を認めていくことで、本当にやりたい事は何かを知り、行動するきっかけが生まれます。
また自分を知る事で、人に説明しやすくなります。あなたがどのような人か説明できることは、転職において必要不可欠になってきます。
もし深く考えすぎたり、迷ってしまった場合は、無料で診断できる自己分析ツールや、転職相談ツールを活用してみると良いでしょう。
職業情報提供サイト
厚生労働省のジョブタグ:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/
③計画を立てる
転職する意向が固まってきたら、実際に計画を立てていきます。
計画立案の重要性は、仕事でさんざっぱらやっているため既にご存知の方も多いと思います。
転職の計画も同様に、計画を立てないと退職時期がズレて職場に迷惑をかけてしまったり、無収入になる恐れがあります。
なお、一般的には転職活動は3ヶ月前から始めると言われていますが、産業保健師の場合は、半年以上前からはじめると良いでしょう。
半年前から実施する理由としては、小論文対策やSPIなど、新しく学ぶことが多くあるからです。また、ライバルと差別化をするために資格をとる時間を確保しておく必要があります。
具体的なプランニング
準備:1ヶ月
目的、自己分析、計画を丁寧に行う。
転職サイトに登録:1〜2ヶ月
自分に合った転職サイトに登録、エージェントさんとの希望条件すり合わせする。時期により募集数にバラつきがあるため、なかなか良い条件に巡り合えないことも…
計画がざっくりと決まったら、ここで転職サイトに登録し、情報収集を行います。
応募:試験2〜6ヶ月
条件にあった企業に応募し、試験をうける。小論文、筆記試験、SPIがある企業は試験対策が行う。すぐに内定もらえるのは稀なため、一番大変な時期。
辞職の準備:1.5〜2ヶ月
内定がもらえたら、上司に辞職の意向を伝える。引き継ぎや、辞職手続き、入社準備を行う。
転職
なるべく余裕をもって準備すると良いと思います。
転職にオススメな時期は?
転職するにもお勧めの時期があります。
転職におすすめの時期
1〜2月もしくは7〜9月
1〜2月の理由
企業も4月が年度切り替えになるため、産業保健師も含めて、人事が大きく動く時期です。
この時期は求人数も多く、4月入社に向けた計画が立てやすいのが特徴です。
また、12月のボーナスをもらってから退職する事ができるため、金銭面でも損するのが少なくなります。
病棟によっては冬が繁忙期となるため、仕事と転職活動が難しくなる可能性があります。
7〜9月の理由
この時期も、下半期の人事改訂にむけて求人数が増える傾向にあります。
特にこの時期は「4月に入社したけど、すぐに辞めてしまった」という枠を狙うことができます。
夏季休暇を取得するのもこの時期なので、ゆとりを持って転職活動を行うことができます。
④情報収集を行う
産業保健師の転職情報は、看護師の求人とは違い、非公開ばかりで転職サイトに登録しないと閲覧できないのが多いです。
そのため、自分にあった転職サイトに登録して、手取り早くエージェントさんから情報をもらうようにしましょう。
転職エージェントさんは「転職のプロ」ですので、さまざまな情報を持っています。エージェントさんしか持っていない情報もたくさんあるので、産業保健師を目指す際は、エージェントさんの話を聞いておくと良いでしょう。
なお、看護師系の転職サイトだけでなく、一般向けの転職サイトを活用することで、より視野が広がるので一つは登録しておくことをオススメします!
まとめ
転職前の4ステップとは
まとめ
- 目的を明確にする
- 自己分析をする
- 計画を立てる
- 情報収集を行う
以上の筋道で立てる事で、少しでもスムーズに転職活動を行う事ができます。
自己分析がわからない
産業保健師で自分の夢が叶えられるのかな?
このような方も、ある程度は考えておいて、後でエージェントさんと一緒に考えるのもおおいにアリだと思います。
看護師として忙しく過ごすあなたは、なかなか自分の時間を取れないと思います。活用できるサービスはたくさん活用したほうが、1人で計画を立てる上でも安心です。
転職準備をして、効率よく転職活動を行いましょう!
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。