産業保健師への転職

未経験・実績無しの私が産業保健師になれた理由

私は病棟看護師3年目で産業保健師を目指し、とある企業に内定をいただく事ができました。

看護師として特別優れてるわけでもなく、産業保健師未経験で美人でもない私がなぜ内定をもらうことができたのか。

今回はその疑問に答えていきたいと思います。



内定をもらえた理由

内定をもらうことができた理由は、ずばり

運です

運かよ⁈

皆様のバッシングに近いツッコミが聞こえてきます。

私の運は以下の4つで構成されています。

  • 転職エージェントさんに恵まれた
  • 募集のタイミングが良かった
  • 通える立地だった
  • 面接官との相性(たまたま地元が一緒だった)

まさに運としか言いようがありません。

再現性がないじゃん…

そう思うかもしれません。

しかし、転職に成功したのは運だったというのは実は私だけではないようです。

キャリアの8割は運

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授は、「プランド・ハップンスタンス理論(計画された偶発性理論)」を発表しました。

プランドハップンスタンス理論

キャリアというものは偶然の要素によって8割が左右される。偶然に対してポジティブなスタンスでいる方がキャリアアップにつながる」という理論

また数々の成功者達も成功した理由については「運が良かっただけだ」と回答しています。

もちろん内定をもらうにあたって、募集要件をクリアしていることやマナーが身についているなどの最低限のスキルは必要です。

それらをクリアした上で、運をいかに掴み取るかが重要になってきます。

運を掴む方法

運をつかむ方法は一つです。

行動することです。

行動しなければ運は回ってきません。

先ほどのプランドハップンスタンス理論についても、以下の5つの力を磨いておくのが望ましいとされています。

◯好奇心(Curiosity):新しい学習機会を模索すること
○持続性(Persistence):失敗に屈せず努力をすること
○楽観性(Optimism):新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること
○柔軟性(Flexibility):信念、概念、態度、行動を変えること
○リスク・テイキング(Risk-taking):結果が不確実でも行動を起こすこと

コトバンクより:https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9-1125685

これらの要因をまとめると「自分を信じて行動すること」になります。なかなか自分を信じることは難しいとされていますが、行動するための方法についてはいくつかご紹介することができます。

具体的に何を行動すれば良いのかは以下の内容になります。

1.転職の準備を行う

転職は行き当たりばったりで決まるものではありません。人生における転換点だからこそ準備を丁寧に行う必要があります。

転職の準備に必要なのは自己分析です。

何のために転職をするのか、将来像はどのように思い浮かべるか、そのために必要な条件は何か

など、考えるべき事はたくさんあります。

転職活動を始める前に、自分の芯を作っておく事で、あなたの望む未来に辿りつきやすくなります。

詳細はこちらのサイトもチェックしてみてください。

産業保健師になるためには準備が必要!始める前の4ステップ

2.産業保健師の転職サイトに登録

転職するには大前提として転職サイトに登録しなければなりません。産業保健師に応募できる転職サイトはいくつかありますので、1〜3社程登録すると良いでしょう。



3.エージェントさんと面談

転職サイトに登録するとあなたに転職のエージェント(担当者)が付きます。担当者と面談し、希望条件や現在の転職市場についてすり合わせを行います。

ここのポイントは、エージェントさんと良い関係を築くことです。

エージェントさんは転職案内人のプロということで、つい何でも頼ってしまったり、逆に利用するだけ利用すると言ったお客様態度になってしまう場合があります。

エージェントさんと信頼関係を築ける事が、ビジネススキルの第一歩になるので、転職サイトを利用する以上は気をつけていきましょう。

4.職務履歴書を記載

産業保健師へ転職するにあたり、「職務履歴書」の提出を求められます。

職務履歴書とはあなたが実際にどのような仕事をしていたのか、実績や志望理由についてを記載するものです。

この職務履歴書が一次選考に使用されるので、いかに自分自身の事を文章で説明し面接官から「会ってみたい」と思われるかがポイントになります。

ただし、職務履歴書を書くためにはいくつかポイントがあります。読み手にとってわかりやすい内容であるかが求められます。

詳細はこちらの記事もチェックしてみてください。

5.ビジネスマナーを身につける

転職活動では最低限のビジネスマナーを身についていることが求められます。

いくらあなたが優秀な看護師でもビジネスマナーが身についていないと悪い印象しか持たれず、内定をもらえる可能性が格段に低くなります。

看護師は常にコミュニケーションをとる職業でありながら、意外にもビジネスマナーに詳しくない人が多いです。

転職活動を機に、改めてマナーを正しく知り、日頃から意識してみましょう。

そうすれば、転職に限らずあなたの品格が格段にアップするでしょう。

ビジネスマナーについてはこちらの記事もチェックしてみてください。

6.筆記試験、小論文、SPIの対策を行う

企業によって採用方法は異なります。

面接だけの場合もあれば、筆記試験や小論文、SPI試験を実施していることがあります。

点数として評価されるゆえに、大きな差が生まれやすいので、これらの試験項目がある場合は対策をしておきましょう。

私の場合は全く対策ができていなかったので、ズタボロだったのをよく覚えています。

詳細についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

7.紹介された企業を片っ端から受けて散ってを繰り返す

エージェントさんから紹介を受けた企業には、あなたの都合がつく限り応募してみましょう。

面接も試験も場数を踏むことで、どんどん自己PRに磨きがかかるようになります。

一発内定を貰える事は超稀のため、書類で落ちたり面接で落ちたりと、気を落とす事は多々あります。

産業保健師を目指す人は気を落として挫折してしまう人が圧倒的に多いですが、皆通る道として割り切っていきましょう。

落ち込んだときには、少し休んで自分を見つめ直すことが必要です。

モチベーションの維持方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。

8.面接はとにかく笑顔で話す

面接官はあなたのことを様々な角度から評価します。

評価の基準は面接官自身の価値観となりますが、印象操作は非常に重要です。

良い印象を与えるために最も効果的なのは笑顔です。

笑顔は相手に安心を与えて気持ちを明るくさせる効果があり、特に女性が男性に笑顔を向ける事でより効果を得られます。

そのため、良い笑顔でいられるかが合否の鍵になると言っても過言ではないでしょう。

面接の対策については、以下のリンクもご参照ください。

https://www.sanpomentor.com/面接で好印象を与える方法/(新しいタブで開く)

https://www.sanpomentor.com/%e9%9d%a2%e6%8e%a5%e3%81%a7%e5%a5%bd%e5%8d%b0%e8%b1%a1%e3%82%92%e4%b8%8e%e3%81%88%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95/

行動したら必ず結果がついてくる

ここまでやったら文字通り「人事を尽くして天命を待つ」です。

転職は序盤でご説明した通り、タイミングで決まってしまう場合があります。

それはどんなに頑張っても無駄という訳では決してありません。

多忙の中、困難な就活に挑戦するという過程は、いつか必ずあなたの糧になります。

私も転職活動で現職に迷惑をかけたり、面接の時の冷たい目にさらされたり、試験でボロボロになって落ち込んだ経緯があるからこそ、自分を何度も見つめ直す良いきっかけになりました。

自分を見つめ直すと、様々な自分に出逢います。この自己内省の時間は今となってはとても良い時間だったと思います。

転職の過程を楽しみましょう。応援しています。



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