こんにちは。れんれんです。
実は私、ついこの前まで転職活動をしていました。
今回の転職理由は転居により現職への通勤が困難となったためでした。また、せっかく記事もかいてるので、記念受験の意味も兼ねて1社だけですが応募し、書類通過、面接、SPI試験をしてきました。
結果としては内定は見送り、さらに旦那が激務(毎日0時に帰宅)で倒れそうになり「今は転居・転職どころじゃない」となったため、転居も転職もパーになりました。
産業保健師→産業保健師への転職は、経験値の差を活かせば楽勝だと侮っていましたが、なんやかんやで大変でしたし、その分勉強にもなりました。
何が大変だったかというと「子育てしながらの転職」はハードルが高いということです。
ママの転職活動は困難だという事をエージェントさんとのやりとりや面接試験で突きつけられました。
なお、私の転職条件は以下の通りです。
筆者の転職条件
- 子育てするから夜勤は困難
- 保育園送迎のため残業・出張は不可
- ローン返済があるから年収は下げられない
- 2人目出産を考えると育休手当等の福利厚生がある正社員がいい
いくら筆者が仮に超優秀な産業保健師であっても、仕事の融通が効かないと難色を示す企業が多いのが現実です。
子育て社会を推進します!と日本は謳っていますが、まだまだまだまだまだ改善が必要だと痛感させられました。
しかし、しっかりリサーチをしてあの手この手を使えば、ママさんだからこそ転職に有利になるのも事実です。
今回は産業保健師に限らず、子育てをしながら転職活動する全てのママさんへ、2023年の転職市場の動向と、その対策についてしくじりも踏まえながらご説明いたします!
なお産業保健師とはどんな仕事かというと「会社の健康を守る看護師」のことです。詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
https://www.sanpomentor.com/知名度低すぎ⁈産業保健師の仕事/(新しいタブで開く)
ママは転職活動をするべきか
ある程度年齢を重ねると、色々な責任やしがらみが増えてしまい、転職するリスクを恐れる人はめちゃくちゃ多いと思います。
特に家庭を持って子どもが産まれたらあらゆる自由が失われますよね。転職できない一番の理由は「家族」です。
そんな中ですが、転職活動をすべきかと聞かれたら、私はYESだと答えます。
なお、ここでの転職活動というのは、必ずしも「今の働く場所を変えなければならない」というわけではないです。
転職にまつわる全ての活動(転職サイトに登録、応募等)の事をさします。
転職にまつわる活動をするべきだという理由は以下の通りです。
ママが転職すべき理由
- 今よりも良い条件で働くことができる
- お金がかからず活動できる
- 悩む時間がもったいない
- 転職活動で自分の市場価値がわかる
- 転職活動を通して本当にやりたい事がわかる
- 挑戦するママはかっこいい
それぞれ理由を説明していきます。
1.今よりも良い条件で働く事ができる
これからの仕事はAIに取られることに怯えるみなさんはつい、今の会社にしがみつかないといけないと思ってしまいがちですが、それは違います。
転職サイトを見れば、今の職場よりも良い条件の職場はいくらでもあります。
ちなみに海外の場合は、自分の生活のために、自分にあった良い条件の仕事を選ぶというシンプルな理由で活動しています。
そのため会社に対して執着心は日本人に比べて薄いと言われています。
今の会社に執着していると、会社側はあなたの執着を利用して良いように扱われてしまいます。
まずは転職サイトに登録して、良い条件がどれだけあるかを知って、今の会社への執着を薄くするところから始めていきましょう。
2.お金がかからず活動できる
転職活動は、ほぼ無料で活動することが出来ます。転職サイトに登録するのも無料ですし、エージェントさんに相談するのも無料。
無料である理由は、企業と求人者を結びつけた時に紹介料として企業からお金をもらっているビジネスだからです。
出費といえば、面接会場に行くまでの交通費程度ですが、最近ではリモート面接も増えてきているので、その出費すらない場合もあります。
子育て世代は何かとお金がかかる中、ローコストローリスクで情報が得られるのであれば、まさに活動して損はないですね。
3.悩む時間がもったいない
ママさんになると色々考えなければなりません。自分のことだけならまだしも家庭への影響を考えると、つい自分のしたいことや欲望を我慢していませんか。
現実に満足していないというそのモヤモヤは、解決する見込みがあるのなら良いですが、見込みがないならば少しずつ溜まっていつか爆発します。
果たしてその爆発の矛先はどこへ行くのでしょうか・・・
頭で悩んでいても、欲望を押し殺していても何も解決しません。
ただでさえ時間がないのに悩むことで時間を費やすのは非常にもったいないです。
解決するためには、転職サイトに登録して一歩二歩でも動いておくことが大切です。
4.自分の市場価値がわかる
転職サイトに登録すると、あなたの条件に合った求人が自動的に出てきます。
そこで、「思ったよりいい求人があるな〜」とか「見当違いばっかりなんだけど…」などの感想がでてきます。
また転職エージェントに登録すれば、転職にまつわる全ての相談を聞いてくれる上に、あなたの条件にあった求人を探してくれます。
転職のプロからアドバイスをもらう事で、自分の市場価値を知る事ができます。
自分の市場価値を知ることで、必要なスキルや方向性が見えるため、今すぐに転職できなくても未来のために備えておくことができます。
自分の市場価値をわかるためにも転職エージェントには登録しておいた方が良いと思います
5.転職を通して本当にやりたい事がみつかる
転職活動する上で大切な事は自分の気持ちに素直になることです。
転職活動は様々な情報を取捨選択しなければなりません。取捨選択しすぎて、何がしたいのか訳わからなくなる時もあります。
しかし、訳わからなくなった後にこそ、あなたの答えが見えてきます。
わけわからーん!と思考が停止し始めると、そのうち本音がでてきます。「楽して稼ぎたい」「趣味を仕事にできたらいいのに」冗談にも聞こえるその本音は実はとてもとても大切なものです。
みなさんは本音があるのに見ないフリしたり、叶うはずがないと諦めているだけで、本音を叶えるための方法論は実は世の中いくらでもあります。
その本音を叶えるための方法を模索してみませんか?
6.挑戦するママは子どもに良い影響を与える
子どもはママの事をよーく見ています。笑顔もイライラも我慢しているのも全部みています。もちろん頑張っているママの事もよく見ています。
子どもは今はママの行動の全てを理解し、ママのために行動することはできませんが、成長した時に必ずママの行動を思い出し全てを理解します。
その時に転職に挑戦していたママを思い出すことで、「ママも頑張って挑戦していたから自分もやってみよう」と子どもの励みになるのです。
もちろん頑張りすぎて体調を崩してしまうのは好ましくありませんが、子どもの成長のために、自分のためにと前向きにできたら良いですね。
現在のママさん転職市場は?
私はエージェントさんにズバり言われました。
まず、知るべきなのはどんな業界であれママさんで転職活動をする人は非常に多いということです。
悩んでいるのはあなただけではない!私ももちろんそうです。
そして全ての業界で少子化により深刻な人不足が発生しています。
しかしママさんは、転職市場では残念ながら他の競争相手に負けてしまいやすいのが現実なのです。
なんでー!?人不足なんじゃないの!?
理由は主に3つあります。
ワーママの転職が厳しい理由
- そもそも条件に合う企業が見つからない
- ママの制限(急な休み、残業・土日なし)が採用者にとっては使いにくい
- 再妊娠した場合、育休に入るため代わりを探さなければならないのが大変
人不足でネコの手でも借りたい状況に応募すると、ブラックで仕事と子育ての両立が難しくなる可能性が高まります。
女性にとって働きやすい職場は、人気が高くライバルが屈強な可能性が高いです。
そうすると「優秀だけどママさん制限あり」か「無能だけど融通が効く」を選ぶなら、日本社会においては残念ながら後者を選ぶ企業が多いのです。
ワーママはすごい!
いやでも普通は、子育てと仕事を兼業できてる時点でめちゃくちゃ優秀ですごいんですよ。
仕事から帰ってきたら、本当はダラダラしたいですよね。
でも言うこと聞かない子ども達をどうにかご飯食べさせて早い時間に寝かそうと、あの手この手で説得し、時には爆発し、家電のアウトソーシングを活かしながら、無駄な動きを極力省いて見返りを求めずギリギリの生活をしているんですよね。今日もお疲れ様です。
この帰宅までの一連の流れを仕事に換算したら非常に優秀な社員だと思いませんか?
それなのに、労働制限があるからちょっと…と言われるのは悔しいですよね。私は悔しいですよ。
ここは、日本のシステムを恨み悲しみたいところですが、どうかこの悔しさをバネにするのです。そして日本の未来のために選挙で投票するのです。
少し話は逸れましたが、あなたが持つポテンシャルを活かしつつ、子育てと仕事が両立できるような仕事をするためには、長期戦で考えて一つ一つステップをクリアした方が良いと考えます。
ママのための幸せ転職ステップ
ママさんの転職活動は以下のステップを踏みながら活動する事をおすすめします。
ママのための転職ステップ
ステップ1:自分の仕事の価値観を棚卸しする
ステップ2:転職エージェントに登録して、アドバイスを受ける
ステップ3:必要な資格を勉強して取得しておく
ステップ4:実際に応募して職務履歴書を書く
ステップ5:面接では、子育てと仕事のハンデ対策を考えておく
ステップ6:派遣採用も視野にいれる
それぞれのステップについてこれから説明していきます。
ステップ1:自分の仕事の価値観を棚卸しする
転職をするにあたり大切な事は前述の通り「自分の本音を大切にすること」です。
転職する理由や転職して叶えたい事、自分の強みや弱みなどを丁寧に洗い出します。
落ち着いてやれる環境があれば、ぜひノートとペンを持って頭に思いついた事を書き殴りましょう。
転職準備については以下の記事も参考にしてみてください。
ステップ2:転職エージェントに登録して、アドバイスを受ける
転職エージェントは転職に関する様々な情報提供やサポートをしてくれます。
また現在の転職市場をリアルタイムに教えてくれるので、エージェントさんの情報の質の高さが桁違いに良いです。
私もエージェントさんに相談したら「れんれんさんの事を考えたら今は転職すべきではない」とエージェントさんの立場そっちのけでアドバイスしてくれたので、とても感謝しています。
ステップ3:必要な資格を勉強して取得しておく
屈強なライバルに勝つためには、実績を積むのも大切ですが資格で差別化を図るのも効果的です。
資格を選ぶコツは、求人する業界で必要とされるスキルや即戦力になりうるスキルが身につくものが良いです。
一般的なスキル
自動車免許、TOEIC、日商簿記検定、MBA、公認会計士など
産業保健師のスキル
第一衛生管理者、食育アドバイザー、産業カウンセラーなど
産業保健師に関する資格については以下の記事も参考にしてみてください。
https://www.sanpomentor.com/産業保健師の転職の際に取りやすい資格5選/(新しいタブで開く)
ステップ4:実際に応募して職務履歴書を書く
あなたの希望条件に見合った求人が見つかったらぜひ応募してみましょう。その際は職務履歴書を記載する必要があります。
ママさんの転職で注意が必要なところとしては、履歴書の右下の枠に本人希望欄があります。その欄には、あなたの希望条件を記載しましょう。
例:現在一児の子育て中のため、勤務時間の変更をお願いする場合がございます。給与・待遇は御社の規定に準じます。
もし希望条件として「残業不可」「夜勤不可」などバシッと書いてしまうと「じゃあ他をあたってください」と落とされる可能性があるため、「残業については相談させていただく場合があります」などと、相談の余地を残しておくようにしましょう。
ステップ5:面接では、子育てと仕事のハンデ対策を考えておく
本人希望欄に子育てに関する希望条件を記載した場合、面接官は採用する際の問題点がどの程度なのかを把握するために確実に質問されます。
残業、夜勤、土日勤務、出張、転勤などの業務がある時にサポートは得られるのかどうかを確認されます。
学童や保育時間延長、土曜保育、両親・ベビーシッターの人的サポートを予め登録したりお願いするのが望ましいといえます。
ステップ6:派遣採用の選択肢も増やす
派遣と聞くと、少し抵抗があるのかもしれませんが、ママさんは派遣社員として転職するメリットはあると思います。
ママさんが派遣社員として働くメリットは、以下の通りです。
派遣社員のメリット
- 時間的融通が効きやすい
- 正社員よりも軽作業が多く仕事の負担が軽い傾向
- 産業保健師は資格職だから経歴に傷がつきにくい
派遣社員は働き方に融通が効きやすい傾向にあります。また資格職の場合は、資格技術を特化した仕事であれば、経歴に傷はつきにくいと言えます。
一方デメリットは以下の要因が挙げられます。
派遣社員のデメリット
- 契約期間中に妊娠・出産した場合、育児休業給付金がもらえない
- ローンが通りにくくなる
- 働いた分しか給与がないため、収入は月によってバラつきがある
派遣社員は、お金に関するデメリットがあります。
これらを鑑みると派遣社員として働くには、以下の人がオススメです。
- 子どもはこれ以上増やさない予定の方で、下の子がまだ小さい場合
- 住宅購入や車購入など大きな買い物は既に済んでいる方
- 家計は夫の収入がメインの方
派遣社員の転職については以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
結論
・ワーママはどんなに優秀でも転職市場では厳しい闘いを強いられる
・ワーママは転職活動をするべき理由は「低コストで、自分のやりたいことを見つけるために頑張ることで、子どもに良い影響を与える」ことができるから
・長期戦で一つ一つステップを踏んで転職活動をする
忙しい中でもポイントを抑えて転職活動をすることで、効率よく希望に沿ったあなたらしい転職をすることができるはずです。
そして、ママの笑顔が増えることで家族みんなが幸せになることでしょう。
応援してます!!幸せになりましょう!!
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。