面接対策

【産業保健師】あなたは大丈夫?意外と知らないビジネスマナー

産業保健師に転職する際、さまざまなサイトを見ていると応募要件や必要なスキルの中に「ビジネスマナーを身についている人」とよく書かれてあります。

あなたはビジネスマナーについてどれくらい知っていますか?

ある程度はわかるよ〜

さて、ある程度とはどれほどなのでしょうか?

社会人として何年か経ったあなたへ、いきなりですが、ビジネスマナーの基本をどれほど知っているかテストしてみましょう。

このテストをすることで、あなたのビジネスマナーの基本が身についているかどうかがわかります。

下の問題はいくつわかりますか?

問一:転職エージェントさんとメールのやりとりをしています。相手へ送るメールの冒頭の文章は次のうちどれでしょうか?

①よろしくお願いします

②お世話になります

③私は〇〇と申します

問2:面接試験日、企業に到着すると案内員が面接会場へエレベーターで案内してくれることになりました。エレベーターの中ではあなたはどこに乗りますか?

①案内人の後ろ

②案内人の横

③案内人の前

問3:入室する際のドアのノックの回数は?

①1回

②2回

③3回

問4:面接を受ける際に面接官から名刺をもらうのとになりました。あなたはその名刺をどうやって受け取りますか?

①「ありがとうございます」と両手で受け取り、服のポケットやカバンに収める

②「頂戴いたします」と両手で受け取り、机の上に乗せる

③自分の名刺を持っている場合は、面接官からもらった後に名刺を渡す

答えと解説

問1:②「お世話になります」

解説:取引先と初めてのメールのやり取りは②のように、これから関係性を築く人や既にビジネス関係を持っている方への挨拶として使います。

「初めまして。これからお世話になります〇〇と申します。」と挨拶しましょう。

なお「お世話になります」は謙譲語ですが、「お世話様です」は目上の人が目下の人に向かっていう言葉ですので、似ている言葉ですが、「お世話様です」とは言わないようにしましょう。

上司や取引先には使うと失礼にあたりますので、注意が必要しましょう。

問2:①案内人の後ろ

解説:エレベーター内の下座は操作盤の前であり、上座は操作盤を操作する人の後ろです。

上座にいる人は上司、訪問客などです。

案内人はあなたを訪問客として案内しているので、素直に案内人の後ろに並ぶのがよいです。

ただしエレベーターが混雑している場合はわざわざ上座に行く必要はないので、案内人の少し後ろにいるようにしましょう。

問3:③3回

解説:ノックの回数は、世界のプロトコール・マナーでは4回が基準になりますが、日本の場合は3回が適切です。

2回だと「トイレの空室を確認する」意味になってしまいます。

ドアを3回もしくは「コンコン、コンコン」と4回ノックし「どうぞ」など中から声が聞こえたら、その場で「失礼します」と言ってから入室するようにしましょう。

問4:②「頂戴いたします」と両手で受け取り、机の上に乗せる

解説:名刺を受け取る際は「頂戴いたします」と一礼し、テーブルでは自分から見て左側に置きます。

テーブルがない場合は軽く見てからカバンや胸ポケットなどへ丁寧にしまいましょう。

なお、ビジネスシーンでは相手から名刺をもらったら、こちらも名刺を渡すのがマナーになります。

しかし面接では応募者であるあなたが名刺を渡す必要はありません。

なぜなら名刺とは「会社を代表する者」として渡すものですが、あなたは今回は「一個人」として面接を受けているのですから、名刺を渡すと逆に失礼にあたってしまいます。

看護師はビジネスマナーを知らない

さて、あなたはいくつ正解しましたか?

これらの設問は、転職をする際にほとんどの人が経験するビジネスマナーです。

何となく知っている程度では恥をかく可能性があります。

全問正解の方は、採用試験では悪い顔はされないでしょう。

逆に全問不正解の方は、改めてビジネスマナーの基本をおさえておく必要があります

ちなみに私は転職をする前は全部わかっていませんでした。

ビジネスメールの「お世話になっております」と言われても

別にこの人の事お世話してないのにな〜

と思っていたくらいです。

産業保健師の転職活動をする前までは、患者にタメ口、挨拶は先輩にしか挨拶せず、ギリギリ出勤、化粧は眉毛だけ。

こんな状態の私がビジネスマナーなんて知りもしなかったので、恥をたくさんかきました

でも大丈夫です。知らなければこれから勉強すれば良いのです。

看護師はビジネスマナーを使う機会がほとんどありません。

企業側の採用担当者は看護師のビジネスマナーの無知さを知っているからこそ、わざわざ募集要項に「ビジネスマナーが身についている人」と記載しているのです。

それでもマナーがなっていない事について面接官は諦めているところはあるかもしれませんが、だからこそマナーが身についているだけで良い印象を与えるのは間違いないないでしょう。

まずはビジネスマナーやビジネスメールについては必ず復習するようにしておきましょう。

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