志望理由の書き方って何を伝えたらよいのか悩みますよね。
あなたの芯に関わるところだから、自分らしさを最大限アピールしたいところですよね。
しかし色々なHPで見ても産業保健師に関する志望理由がなかなか見つからない!
そんなあなたに今回は、産業保健師に転職するための志望理由の書き方についてご説明いたします。
志望理由の目指すべきところ
まず志望理由は本来何を伝えるべきなのかというと、以下の内容を伝えることが目標です。
志望理由の目指すところ
- 活躍できることを証明する
- 安心感を伝えられる
この二点についてそれぞれ説明していきますね。
1.活躍できることを証明する
企業側は、せっかく採用するのなら優秀で活躍してほしいと思っています。
どう活躍してほしいかは、求人票に記載されている仕事内容や求められる人物像にある程度記載されているので、まずはそこをしっかり把握する必要があります。
求められる人物像に沿って、自己PRをします。
例えば「積極性がある人」が求められるのであれば、あなたの中にある積極性(言われなくてもやる等)をこじつけて記載します。「周りの関係者とうまくやれる人」だったら協調性(チームワーク大切等)をアピールします。
募集内容を満たしているという事を的確に伝えていくことが大切です。
そうすることで、「この人は活躍してくれそうだ」とプラスの評価をしてくれるでしょう。
2.安心感を与えられる
安心感は「面接の心配することはそう起きませんよ。安心して私を雇ってください。」ということです。
面接官は採用時に様々な心配をします。
職場に馴染むかどうか、実務処理はできるか、未経験でも大丈夫か、キツい性格ではないか、すぐ辞めてしまわないだろうか、粗相はおかさないだろうか…等々。
採用にはかなりのコストがかかるので、どうしても慎重になってしまいます。
要はこの心配ごとを一つ一つ解消してあげる事が大切なのです。
・超優秀な機械だけど、癖があって壊れやすい
・普通スペックだけど使いやすくて丈夫
業界によって選ぶ基準は違うと思いますが、産業保健の業界は後者のほうがニーズがあります。
笑顔で「私なら大丈夫ですよ」という意向を伝えてみてください。
粗相については、私のしくじりをみてあらかじめ学んでおく事をオススメします。
志望理由の基本構成は3つ
志望理由の基本構成は3つに分かれています。
志望理由の基本構成
- 仕事の価値観
- 志望する企業の魅力
- いかにマッチしているか
この構成を活かして、以下のようにまとめるとよいでしょう。
ポイント
- 私は今の仕事で〇〇を頑張った
- これから〇〇をしていきたい
- 貴社は〇〇で魅力的だと思った
- 私の〇〇のスキルで貢献したい
このようにまとめることによって、わかりやすく説得力のある志望理由を記載することができます。
それでは、基本構成の項目ごとに詳しくみてみましょう。
1.仕事の価値観
あなたが何年間か働いていると、仕事においては何が楽しくて何が苦手かなんとなくありませんか?
全部嫌だよ〜
というのは考えものですが、看護師における様々な業務の中で「この業務は嫌いじゃないな」「この作業は性分にあっているな」というのが一つや二つはあるのではないでしょうか。
その性分にあっている、好きな業務というのが、いわゆる仕事の価値観として考えることができます。
仕事における価値観については、キャリアアンカーと言った考えによって分析することができます。
キャリアアンカーとは、組織心理学者のエドガー・H・シャインによって提唱されたキャリアに関する理論であり、以下の8つに分類されます。
キャリアアンカー8つの分類
- 管理能力
- 技術的・機能的能力
- 保障・安定
- 創造性
- 自律と独立
- 奉仕・社会献身
- 純粋な挑戦
- ワーク・ライフバランス
価値観はいくつか組み合わさることもあり、年齢や状況によって変化します。
あなたは仕事において何を大切にしますか?
自分自身の傾向を把握することで、あなたの仕事における軸が生まれます。それに沿って志望理由を書くと良いでしょう。
2.志望する企業の魅力
志望する企業の魅力は、あなたの仕事の価値観と似たようなワードをいかに見つけて、理由付けできるかがポイントになります。
企業の魅力の見つけ方は以下の記事を参考にしてみてください。
自分にあうキーワードを見つけたらとにかく褒めちぎります。
例えば「風通しのよい企業つくりを目指す」というキーワードがあった場合、以下のように褒めてみみるのはいかがでしょうか。
風通しの良い企業つくりのほめ方
様々な立場の方とコミュニケーションをとる事がますます大変な時代になっていく中、風通しの良い企業を目指す理念に魅力を感じました。風通しの良さを目指すには上司や管理職の方々が部下の事を理解し対応しなければなりませんが、その背景には葛藤や努力をなされているのではないかと思います。私はその葛藤に対して知識提供と傾聴支援でフォローしていきたいと考えます。
このように、魅力と努力を褒めたたえることで、面接担当者へ「わかってくれている」感を演出することができます。
3.いかに自分とマッチしているか
仕事の価値観、企業の魅力を記載したら、あとは自分のスキルがどれだけ企業に貢献できるかを記載しましょう。
スキルの記載については、募集要項の求められる人材にあわせてこじつけましょう。
こじつけるのが面倒くさければ「資格があるからあなたの企業に貢献できる」というように記載をするのも良いでしょう。
今はどこの企業においてもメンタルヘルスを重要視しています。
そのためメンタル系の資格を2つ以上持っておくと企業への貢献度は高くなり、なおかつ汎用性が高いので、企業ごとに志望理由を書き換えなくてもよくなります。
比較的簡単に取れる資格については、以下の記事も参考にしてみてください。
NG例
志望理由は以下の内容に気をつけましょう。
志望理由のNG例
- 理由に主体性がない
- 本音をそのまま書く
- 一貫性がない
それぞれについて説明します。
1.理由に主体性がない
転職は「私は〇〇だから貴社に転職したい」と伝えなければなりません。
例えば、「給与が今よりも良いから転職したい」「上司が嫌だったから転職したい」など周りの影響によって自分が転職したと伝えてしまうと、「主体性がない=芯がない」と判断されかねません。
ここでは主語をあなたにすることで、読んだ時の印象が大きく変わります。
なお、仕事における「主体性」とは、「目的や課題を自ら設定し、そのために考え行動し、結果に責任を持って取り組む力」を指します。
主体性をアピールする際には、「自ら考え行動し、それがそれが成果につながった」ことまで伝えるとより良いでしょう。
2.前職の悪口はなるべく書かない
転職は前職に不満があるから転職をするのが大半ですが、不満や悪口をそのまま書くのはやはり印象が良くありません。
そのため、あなたが思う不満や悪口はうまく言い換る必要があります。
本音と建前の言い換えについては、以下の記事も参考にしてみてください。
3.一貫性がない
志望理由には志望動機と併せて一貫性がある事を求められます。
一貫性とは、「私は〇〇だから転職したい。貴社は〇〇で魅力に感じた。私の経験を活かして貢献したい」の流れに矛盾をつくらないということです。
志望理由の基本構成を使えば、一貫性のある文章を作成することができるかと思います。
まとめ
結論
志望理由の目指すところは、「活躍できることの証明」「面接官に安心感を与える」の2つ
志望理由は①仕事の価値観②企業の魅力③いかにマッチしているか、の基本構成で伝える
本音と建前を言い換えて、主体性があり一貫性のある志望理由にする
今回の説明を頭に入れて志望理由を記載することで面接官に情熱と安心を伝えることができるでしょう。
はじめて書くから不安
このように思うなら転職エージェントサービスを使って、エージェントさんに添削してもらうのも手だと思います。
あなたらしい素敵な志望理由を書いて、面接官に情熱と安心を届けましょう!!応援しています!
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