産業保健師への転職

【産業保健師】転職活動に気持ちが落ち込んでしまう理由とモチベーション維持方法

業保健師の転職はすぐに決まるわけではありません。

求人票は良い企業ほど高い理想がたくさん書いてあるし、面接にこぎつけても何度も落ちてしまい気持ちが沈む事は多々あります。

産業保健師の転職活動はいかに自分のメンタルを保っていられるか、モチベーションを維持できるかが一つの勝負となっています。

この記事を読めば、少しでもあなたの心のダメージを軽くする事ができるかもしれません。

今回は気持ちが落ち込む理由と、その対処法についてご紹介します。


気持ちが落ち込む要因

あなたが落ち込む理由は、単純に受かった落ちたというだけではないと思います。実は以下の要因があるのではないでしょうか?

落ち込んでしまう要因

  • 募集条件に満たしていないと感じる
  • 落ちる経験をしてこなかった
  • 落ちる経験ばかりしてきた
  • 見えないライバルと戦う不安
  • 同じ境遇の人が少なく理解されない
  • 努力が報われないと感じる

落ち込む理由は人それぞれであり、中には全く落ち込まない猛者もいるかもしれません。

しかし多かれ少なかれ感じていることについて、次にご説明いたします。

①募集条件に満たしてないと感じる

産業保健師は倍率が高く、募集条件も看護師として優秀な人を求められると思ってしまうため、求人票を読むだけで自信がなくなってしまいがちです。これは、未経験が特に感じてしまう事です。

募集条件については求められるレベルが高いと思いがちですが、実はそうではありません。

今のあなたでも十分、募集条件を満たしている可能性があります。

それに、産業保健師の人は看護師としても優秀かと言われたら一概には言えません。看護師よりも産業保健師のほうが合っているという可能性は十分にあり得ます。

そのため、自分は無理と思わずに「考え方次第ではいける!」と思い込む事が大切です。

募集条件の考え方はこの記事も参考にしてみてください。

②落ちる経験をしてこなかった

あなたは今まで中学受験、高校受験、大学受験、入職試験、国家試験など、いくつかの受験はしてきたかと思います。

どこかの受験に失敗した経験があるなら、まだストレス耐性はあるかもしれませんが、初めての失敗となると、ショックが大きく感じるかと思います。

私も受験における失敗は良くも悪くもしていなかったからこそ、転職試験に落ち続けると言うのは存在価値を否定されたかのように感じ、苦痛で仕方ありませんでした。

苦痛ではありましたが、その中で見えてきたものがあります。今振り返れば苦痛の時はとても大切な時間でした。(それでも苦痛でしたが…)

転職で落ち込む事は、その後の人生を華やかにするための栄養と思うと少しは楽になるのではないでしょうか。

③落ちる経験ばかりしてきた

これは②と逆で、失敗体験ばかりと思うと、「今回も今までと同様にダメかもしれない」と感じてしまいます。

落ちる経験ばかりに目に向けると、確かに自信が無くなるのは当然でしょう。

しかし、落ちた経験があるからこそ新しい出会いや新しい価値観が身についたと思いませんか?

何かに落ちたというのを「結果」としてとらえるのではなく「過程」としてとらえてみることがとても大切です。

頑張ったけど受験に失敗した

受験に失敗したから、〇〇と出会えた

今回の転職活動も「〇〇会社に落ちたからこそ、新しい何かが手に入る」と思うなどして、新しい何かを手に入れるチャンスととらえてみましょう。

④見えないライバルと戦う不安

転職活動は、見えないライバルと戦う必要があります。

受験と違って偏差値テストや合格基準というのがないため、ライバルとの比較も出来ず、どの立ち位置にいるのか常に不安にさらされます。

ここで一番大切な事は、自分を信じることです

見えないライバルは、見なければいいのです。

見ようとしたって何もわかりませんし、ライバルを比べるのはあくまで採用担当者なので、あなたが自分の目で比べても何の得にもならない可能性が高いです。

それよりかは、自分の良い所や強みを認めていくことのほうが重要です。

もしも本当に不安なら、担当のエージェントさんに聞いてみるのはアリだと思います。

⑤同じ境遇の人が少なく理解されない

産業保健師を目指す人は少なくありませんが、転職の話を共感できる人は少ないと思います。

それはあなたの友人が多い少ない関係なく、転職は孤独な戦いだからです。

受験勉強では共に合格を目指す仲間がいたり、看護の仕事はチーム戦だったりと、誰かと一緒にいるという感覚があったからこそ、寂しく感じるかもしれません。

この孤独感については割り切るしか方法はありませんが、1人でも努力する姿はあなたの周りの皆を勇気づけることに繋がります。

また、頑張っているあなたには周りに応援してくれる人は必ずいます。その人を大切にしていきましょうね。

⑥努力が報われないと感じる

転職活動は実はたくさんやるべきことがあります。

職務履歴書の記載、企業リサーチ、マナーのおさらい、試験勉強、慣れないスーツ、丁寧な化粧、アウェーでの面接、筆記試験等々…

こんな色々やってるのに「受からんのかい‼」

︎ってなりますよね。「落とすくらいならその時間を返してよ」って気持ちにもなると思います。

転職活動は「内定をもらう」という大きなゴールだけを見ると努力が報われないと思って辛くなってしまいます。

そのため、小さな良い結果に目を向けてみましょう。

例えば、書類審査が通った、マナーを覚えた、試験会場でも落ち着いていられた、堂々としていられたなど、あなたが場数を踏んで努力したからこそ、経験値として確実にあなたの力になっています。

小さな良い結果に目を向けられる事が、モチベーションを維持する上で重要な要素となります。

落ち込んでしまった時の対処法

落ち込んでしまった時には、いくつか試してほしい方法があります。

①頑張った自分を褒める

まずは、「よくやった自分!!!」と声をかけてあげましょう。

あなたは自分が思う以上によく頑張っています。

「お疲れ私。今日は休みなのに朝から早起きしてよく頑張ったね。後はお風呂で好きな入浴剤入れて、好きな動画観てゆっくりしよう」

このように実際に声にだして言うとより効果的です。

頑張る自分には他人からでなく自分で認めてあげること。これは産業保健師になってからも、より重要となります。

②勇気の出る名言や格言集を読む

世の中にはそれぞれの困難や逆境を切り抜けてきた猛者や有名人および漫画のキャラクターがたくさんいます。

その猛者達の言葉を借りることで癒しと勇気をもらう事ができます。

個人的にオススメなのは、ジョジョの奇妙な冒険の登場キャラクターのセリフです。覚悟や勇気について熱く簡潔に伝えてくれます。

言葉から力をもらい自分の芯に足していくのもおすすめです。

③ゆっくり休む

転職活動は無意識ながらも色々な能力を使います。

体力、精神力、忍耐力、分析力、文章力、伝える力、時間管理能力など、あなたの能力を屈指しているので、疲れるのは当然です。

疲れたら無理に元気を出す必要はありません。

看護師の特徴として、献身的で頑張り屋が多く、自分の事を疎かにしてしまう傾向があります。

しかし転職活動や現職でベストパフォーマンスを出すためには、しっかり休むことが一番ですよね。

たくさん寝る、好きな事してダラダラ過ごす、疲れすぎない趣味に勤しむ、動物と触れ合う

頑張ってきた事を認めて、自分を癒すのです。

元気を出すために休みましょう。

④自分の目標・目的を確認する

転職活動で気持ちが挫けると、つい逃げたり諦めたくなってしまいます。

転職を始める前に立てた目標・目的を振り返ってみましょう。

あなたが決めた目標が高すぎるのであれば、少し下げてもいいのかもしれません。

高い目標だけを設定していると、達成感を感じにくくなってしまいますが、自分がやってきた事を振り返りながら、小目標を立てていく事で、前に進めていると実感できると思います。

こんな時は病院へ

対処法を試してみても、以下のような状態であれば、少し注意が必要です。

  • 涙が止まらない
  • 何をしても手につかない
  • 自分を責め続ける
  • 食欲が極端に減ったまたは増えた
  • イライラしてばかりいる

これらの状態が2週間以上続いたら、メンタル不調の可能性があります。

頑張りすぎてしまうと、どうしても心身に不調が出てしまいがちです。

しかし心身不調の状態では正常な判断ができなくなりますし、重大な病気になってしまうおそれがあります。

辛いと感じたら無理は禁物です。

肩の力を抜いていきましょう。

頑張りは決して無駄じゃない

落ち込むのは、自分に期待をして頑張っているからです。

多忙の中、誰にも理解されない状況で、不安と戦っているのは、辛くないほうが不思議です。

もし心の中で「自分はもっとできるはずだ」と思えるのならば大丈夫です。

適度なモチベーションを維持して、長期戦でぼちぼちやっていきましょう。



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